油圧単動リンククランプ

E-1110

E-1110/油圧単動リンククランプ

特長
■低圧(2.5~7MPa)
■ハイパワー・コンパクト

仕様・価格

オーダーNo. No. 全ストローク スイング
ストローク(90°)
ロック
ストローク
シリンダー径 質量kg 価格 寸法図 製品
BOX
CAD 在庫
設定
在庫
状況
114398 LCSA0360L 1.8 16 2.5 36 0.35 59,000 確認 追加 DATA × 問合せ
114399 LCSA0360C 1.8 16 2.5 36 0.35 59,000 確認 追加 DATA × 問合せ
114400 LCSA0360R 1.8 16 2.5 36 0.35 59,000 確認 追加 DATA × 問合せ
114401 LCSA0400L 20.5 17.5 3 40 0.4 59,000 確認 追加 DATA × 問合せ
114402 LCSA0400C 20.5 17.5 3 40 0.4 59,000 確認 追加 DATA × 問合せ
114403 LCSA0400R 20.5 17.5 3 40 0.4 59,000 確認 追加 DATA × 問合せ
114404 LCSA0480L 23.5 20.5 3 48 0.6 62,500 確認 追加 DATA × 問合せ
114405 LCSA0480C 23.5 20.5 3 48 0.6 62,500 確認 追加 DATA × 問合せ
114406 LCSA0480R 23.5 20.5 3 48 0.6 62,500 確認 追加 DATA × 問合せ
114407 LCSA0550L 26 23 3 55 0.9 67,000 確認 追加 DATA × 問合せ
114408 LCSA0550C 26 23 3 55 0.9 67,000 確認 追加 DATA × 問合せ
114409 LCSA0550R 26 23 3 55 0.9 67,000 確認 追加 DATA × 問合せ

使用例・使用説明

動作説明 

リリース時 ロック時
油圧供給を断つと、バネによりリリース動作を行います。 油圧ポートに油圧供給すると、ロック動作を行います。

取付加工寸法


※1.取付ボルトのCAネジ深さはS寸法を参考に取付高さに応じ、決定願います。
※2.本体取付穴φDの深さはF寸法を参考に取付高さに応じ、決定願います。

型式 LCSA0360L/C/R LCSA0400L/C/R LCSA0480L/C/R LCSA0550L/C/R
D 36 40 48 55
K 31.4 34 40 47
Nx 23.5 26 30 33.5
Ny 5 5 0 0
P 3 3 3 3
CA M4 M5 M5 M6

リンクレバー設計寸法

リンクレバーの設計製作時に参考としてください。

対応機器形式 LCSA0360L/C/R LCSA0400L/C/R LCSA0480L/C/R LCSA0550L/C/R
A 14.5 16 18.5 21
B 12.5 14 16 20
C 10 0/-0.2 12 0/-0.3 12 0/-0.3 16 0/-0.3
D 5 +0.012/0 +0.012/0 +0.012/0 +0.012/0
E +0.012/0 +0.012/0 +0.012/0 +0.015/0
F 5 6 6 6
G 10 11.5 13 12.5
H R2.5 R3 R3 R4
J 10 12 13 13
K R4.5 R5.5 R6 R6
L 4.5 5.5 6 6
M 2.5 2.5 3.5 6
N 4.5 5.5 6 6

クランプ力線図

注意事項

1.本グラフは、クランプ力と供給油圧の関係を示しています。
2.シリンダ出力(L=0時)は各仕様欄の計算式では求められません。
3.使用不可範囲で使用されますと、変形・かじり・油漏れ等の原因になります。
※1.F:クランプ力(kN)、P:供給油圧(MPa)、L:レバー長さ(mm)を示します。

例:LCSA0480を使用した場合
供給油圧 5.0MPa、レバー長さ L=42mmの時、クランプ力は約2.6kNとなります。

許容偏芯量グラフ


注意事項

1.本グラフは、供給油圧に対するレバー長さと許容偏芯量の関係を示しています。
2.許容偏芯量を超える偏芯量での使用は、変形・かじり・油漏れ等の原因になります。
3.グラフは参考値です。極力、余裕を持った設計をしてください。

例:LCSA0480を使用した場合
供給油圧 5.0MPa、レバー長 L=80mmの時、許容偏芯は約18mmとなります。

その他製品情報

注意事項

■取付施工上の注意事項(油圧シリーズ共通)

1.使用流体の確認
 ・必ず「油圧作動油リスト」を参考に適切な油をご使用ください。

2.配管前の処置
 ・配管、管継手、ジグの油穴等は、十分なフラッシングで清浄なものをご使用ください。
 ・回路中のゴミや切削粉が、油圧系統や配管等のゴミ、不純物侵入を防止する機能は設けていません。

3.シールテープの巻き方
 ・ネジ部先端を1~2山残して巻いてください。
 ・シールテープの切れ端が油漏れや動作不良の原因になります。
 ・配管施工部は機器内に異物を混入させないため、作業環境を清浄にして、適正に施工を行ってください。

4.油圧回路中のエア抜き
 ・油圧回路中に多量のエアが混入したまま使用すると、動作時間が異常に長くなります。
  配管施工後または、ポンプ油タンクが空になった状態でエアを送り込んだ場合は、必ず以下の手順でエア抜きを実施してください。

 ①油圧回路の供給圧力を2MPa以下にしてください。
 ②クランプ、シリンダ、ワークサポート等に一番近い配管継手部の袋ナットを1回転緩めてください。
 ③配管を左右に揺すり、配管継手の喰い込み部を緩めてください。エアの混入した作動油が出てきます。

 

 ④エアの混じりが無くなれば、袋ナットを締付けます。
 ⑤さらに、油圧回路中の最上部および、末端のクランプ付近でエア抜きすると、より効果的です。(ガスケットタイプを使用する場合は、油圧回路中の最上部付近にエア抜き弁を設置してください。

 

5.緩みのチェックと増し締め
 ・機器取付け当初は初期なじみによりボルト、ナット等の締付け力が低下します。
  適宜緩みのチェックと増し締めを行ってください。

■油圧作動油リスト

ISO粘土グレード ISO-VG-32

メーカー名 耐磨耗性作動油 多目的汎用油
昭和シェル石油 テラスオイル 32 テラスオイル C32
出光興産 ダフニースーパーハイドロウ 32A スーパーマルチ 32
新日本石油 スーパーハイランド 32 スーパーマルパス 32
コスモ石油 コスモハイドロ AW32 コスモNEWマイティスーパー 32
ジャパンエナジー(JOMO) ハイドラックス 32 レータス 32
エッソ石油 モービル DTE24 モービル DTE24ライト
キグナス石油 ユニットオイル WR32 ユニットオイル P32
冨士興産 フッコールスーパーハイドロール 32 フッコールハイドロール DX32
松村石油 ハイドロール AW32  
日本サン石油 サンビス 832 サンビス 932
カストロール ハイスピン AWS32  


注意事項
表中の製品により海外で入手困難な場合がありますので、海外でご購入の際には各メーカーのお問合せください。

■油圧シリンダの速度制御回路と注意事項

油圧シリンダの動作速度を制御する場合の回路は以下のことに注意して、油圧回路設計をしてください。
回路設計を誤ると、機器の誤動作、破損などが発生する場合がありますので、事前の検討を十分行ってください。

■単動シリンダの速度制御回路

スプリングターン式の単動シリンダは、リリース時の回路流量が少ないとリリース動作不良(スティック動作や動作停止)が発生したり、リリース時間が極端に長くなります。チェック弁付流量調整弁を使用し、ロック動作時の流量のみ制御してください。
また、動作速度に制約のあるシリンダ(スイングクランプ、油圧コンパクトシリンダ等)の制御は、なるべくシリンダ毎に調整弁を設置してください。

リリースに時に、リリース動作方向に負荷がかかりシリンダを破損させる恐れのある場合は、チェック弁付流量調整弁を使用し、リリース側の流量も制御してください。(スイングクランプで、リリース時にレバー重量がかかる場合も該当)

■複動シリンダの速度制御回路

複動シリンダの速度を制御する場合、ロック側・リリース側共にメータアウト回路としてください。
メータイン回路では、油圧回路中の混入エアの影響を受けやすく、速度制御が困難です。
但し、メータアウト回路の場合、次のことを考慮して油圧回路設計を行ってください。

[メータアウト回路]

[メータイン回路]

①複動シリンダと単動シリンダを併用するシステムでは、基本的には同一回路での制御はしないでください。
 単動シリンダのリリース動作不良が発生した、リリース動作時間が極端に長くなります。

 

 単動シリンダと複動シリンダを併用する場合は、次の回路を参考にしてください。

○制御回路を個別にする。

 

○複動シリンダ制御回路の影響を受けにくくする。
 但し、タンクラインの背圧によっては、複動シリンダ動作後に単動シリンダが動作することがあります、

 

②メータアウト回路の場合、供給油量によってはシリンダ動作中に回路内圧が上昇する恐れがあります。流量調整弁を用いてシリンダへ供給される油量を予め少なくすることで、回路内圧に上昇を防止することが可能です。特に、シーケンスバルブや動作確認の圧力スイッチを設置するシステムでは、設定圧以上の回路内圧が発生すると、システムが成立しなくなるため、十分考慮してください。

 

■設計上/取付施工の注意事項 (PCSAについて)

1.Oリングの欠損に注意
 ジグに取付ける際、底面シール用Oリングの傷や欠損に注意してください。
 Oリングにはグリースを適量塗布してください。(乾燥状態で取付けるとOリングが欠損する恐れがあります。)

2.ピストンの抜け落ちに注意
 組付け時、シリンダからピストンが抜け落ちた場合、必ずピストンをシリンダに挿入した後、底面のOリングを取付けてください。先にOリングを取付けるとOリングを挟み込み切断する可能性があります。

3.本体の取付
 本体の取付けは下表のトルクで締付けてください。 

型式 ネジサイズ 締付トルク(N・m)
PCSA0160 M16X1.5 16
PCSA0221 M22X1.5 40
PCSA0241 M24X1.5 63
PCSA0301 M30X1.5 100
PCSA0361 M36X1.5 250
PCSA0451 M45X1.5 400
PCSA0551 M55X2 ※ 630

(上表は最高使用圧力で使用する場合の締付トルクを示します。)
※大きなトルクの為、衝撃的な締付けを行なうか、緩み止めを行なってください。

4.コンタクトボルトの取付け
 ①コンタクトボルトの取付け、取外しの際は、必ずピストンロッド先端の二面巾にスパナを掛け、ロッドの廻り止めを行なってください。

 

 ②コンタクトボルトの取付けは下表のトルクにて締付けてください。

型式 ネジサイズ 締付トルク(N・m)
PCSA0160 M5 4.0
PCSA0221 M6 5.0
PCSA0241 M6 8.0
PCSA0301 M8 16
PCSA0361 M8 25
PCSA0451 M10 50
PCSA0551 M12 100

(上表は最高使用圧力で使用する場合の締付トルクを示します。)

5.使用流体の確認
 必ず油圧作動油リストを参考に適切な油を使用ください。

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