E-9939T
※この商品は在庫限りで廃番となります。ご了承ください。
オーダー № |
№ | 磁極サイズ | 磁極数 | 吸着力 磁極当たり N |
吸着力 一個 kN |
付属コント ローラー |
質量 kg |
価格 | 寸法図 | 製品 BOX |
在庫 設定 |
在庫 状況 |
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109149 | TBM5002-406HD | φ70 | 24 | 6150 | 147 | ST120F | 330 | 1,980,000 | 確認 | 追加 | 廃番 | 問合せ |
109150 | TBM6302-606HD | φ70 | 36 | 6150 | 221 | ST200F | 460 | 2,580,000 | 確認 | 追加 | 廃番 | 問合せ |
縦型MC | ||
横型MC | ||
門型加工機 | ||
5軸加工機 | ||
強力吸着6150N・・・でも切粉がつきにくい。 (1磁極あたりφ70mm:SS400の場合) |
作業効率の改善。 |
ワーク厚さが磁極長さの約半分以上である場合、ワーク上面にはほとんど切粉がつきません。磁気がワーク内を通り、N磁極からS磁極へ向かって流れるため、ワークに切粉がつきにくくなっています。 | 手締治具の場合は、工具による締付が必要ですが、マグネットチャックの場合は、工具レスなので作業者の負担が軽減します。 |
工程の集約(上面&輪郭加工) | 切削水の浸入を防止 |
手締治具の場合は、クランプ箇所を確保する時、加工干渉に注意が必要でしたが、マグネットチャックの場合は、下部吸着なので干渉領域も少なく、安心です。 | ワークを載せる上面には樹脂や真鍮を使用していません。表面はオールメタルで切削水の浸入を防ぎ、耐久性を向上させています。 |
面加工をする歪んだワークや黒皮ワークの精度安定 | |
マグネットチャックでマグハイトブロック/マグワークサポートを使用すると、高さ基準に合わせてクランプすることができ、さらにワークセンターもクランプすることができます。 |
①コネクターを差し込みます。 | ②コネクターを取り外し、防水カバーをセットします。 | ③加工を開始します。 |
着磁ボタンをON(緑色)にすることにより、着磁します。 | ||
④加工が終了したら、再度コネクターを差し込みます。 | ⑤ワークを交換します。 | |
脱磁ボタンをON(白色)にすることにより、脱磁します。 |
マグネットチャックの吸着力は、様々な条件により変化します。
ご使用になる前には、①~⑨の条件を考慮・検討していただき、本製品が使用できるかどうかをご判断ください。
①吸着力に関する条件 磁束密度 ワーク中を通過する磁束量が吸着力を決定する条件となります。最適な保持のためには、ワークの中にできるだけ多くの磁束を取り入れることが必要です。 |
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②吸着力に関する条件 接着面積 接着面積が倍になれば、ワーク中を通過する磁束量も倍になり保持力も倍になります。(上図) |
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③吸着力に関する条件 嵩上げブロックの高さ 嵩上げブロックが高くなるほど、ワークに流れる磁束が減少します。下記のグラフより減衰率を考慮してください。 |
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④吸着力に関する条件 ワークの材質 加工ワーク、もしくは吸着させる治具プレートの材質によって減衰率を考慮してください。 |
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⑤吸着力に関する条件 ワーク表面の状態 加工ワーク、もしくは吸着させる治具プレートの接着面の状態によって単位面積当りの吸着力が変わります。適切な値で吸着力を求めてください。 |
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⑥吸着力に関する条件 ワークの推奨サイズ ワーク中の磁束は、マグネットチャックの一方の極の中心からもう一方の極の中心へ半円を描くように流れます。ワークの厚さがこの半円よりも薄い場合、磁束はワークからはみ出てしまいクランプを十分発揮できません。磁束の流れをすべて包含することのできる適切な厚さのワーク(ワーク最小サイズ以上)でご使用ください。 ワークの推奨サイズ |
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⑦吸着力に関する条件 マグネットチャック上のクランプ計算 【吸着力(クランプ力)計算例】(ワークサイズ/300x300x35mm 材質/FC250の場合) |
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⑧加工に関する条件 切削推力の向き 切削推力の方向が、吸着面に対して水平方向の場合、切削推力に対して吸着力は3~10倍必要になります。(摩擦係数0.1~0.3) |
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⑨残留磁気に関する条件 脱磁器の使用 熱処理を施したワークは磁気が残り易いために(残留磁気)マグネットチャックから取り外しにくい場合があります。残留磁気は、脱磁器を用いて磁気を取り除いてください。 |
マグネットチャックの吸着力は、様々な条件により変化します。
ご使用になる前には、下記の条件を考慮・検討していただき、本製品が使用できるかどうかをご判断ください。
■吸着力と磁束密度の基本的な考え方
ワーク中を通過する磁束量が吸着力を決定する条件となります。確実な固定のためには、ワークの中にできるだけ多くの磁束を取り入れることが必要です。 単位面積当たりの吸着力は、磁束密度の増加量に対して2乗で増加します。 一般的なクランプの場合、永電磁チャックのN極とS極に正しく置くことで磁束を できるだけ多く取り入れることができます。(図1) |
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隣合う磁極は異なる磁性ですので、N極とS極が出来るだけ同数接するようにワークをバランス良く設置してください。 |
1.磁極接触面積(㎟)
吸着力は、ワークの磁極接触面積の増加量に対して比例で増加します。接触面積が倍になれば、ワーク中を通過する磁束量も倍になり吸着力も倍になります。(図2)
また、接触面の凹凸が少ないほど吸着力は強くなります。(図3)
2.嵩上げブロックによる吸着効率(%)
嵩上げブロック(マグハイトブロック等)が高くなるほど、ワークに流れる磁束が減少します。右記のグラフより吸着効率を考慮してください。(図4) |
3.ワーク材質による吸着効率(%)
加工ワーク、もしくは嵩上げブロックの材質によって吸着効率を考慮してください。(図5) |
4.ワーク表面の状態による吸着力(N/㎟)
加工ワーク、もしくは嵩上げブロックの表面の状態(密着度=エアギャップ)によって吸着力が変わります。表面の加工状態によって単位面積当たりの吸着力を求めてください。(図6) |
5.吸着力の計算式(N)
■ワークの推奨サイズ
ワーク中の磁束は、マグネットチャックの一方の極の中心からもう一方の極の中心へ半円を描くように流れます。ワークの厚さがこの半円よりも薄い場合、磁束はワークからはみ出てしまいクランプ力を十分発揮できません。磁束をすべて流すことの出来る適切な厚さのワーク(19㎜以上)でご使用ください。 また、吸着力を最大限に発揮させるために、4極以上に載るサイズのワーク(ワークの推奨サイズ以上)に使用してください。(図7) |
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ワークの推奨サイズ(㎜)
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■切削推力の向き
切削推力の方向が、吸着面に対して水平方向の場合、切削推力に対して吸着力は 3~10倍必要になります。(摩擦係数0.1~0.3) 必要な保持力が吸着面に対して平行の場合は、その対策として、切削推力方向に対してワークストップ(ストッパー)を設置することで、吸着力を大幅に低減させることができます。(図8) |
■残留磁気
熱処理を施したワークは磁気が残り易いために(残留磁気)マグネットチャックから取り外しにくい場合があります。
残留磁気は、脱磁器を用いて取り除いてください。