クランプピン CPA-0610-2
【導入前の課題や問題】
基盤サイズごとに専用ジグを製作していた。ただサイズも多く、あわせて治具数も多くなり、使わない治具の管理や保管方法が問題に上がった。
【対策と導入後の効果】
治具の汎用性を考え、T溝入りのプレートを製作した。これに位置決めピンを組み込んだブロックと、基盤のクランプ用にCPA-0612-2を組み込んだブロックを製作し、ワークサイズにあわせて調整できるようにした。1つの治具で様々なサイズのワークが測定が出来るようになり、使わなくなった治具を処分できた。
Q-ロックエレメント QLA19
2種類の専用治具があり、治具交換の手間と精度の再現が困難なため治具を取り外すことはしてこなかった。このため治具ごとに立型MCが専用機化されており2台のMCが必要となっていた。このため、ワークの有無や数量によって、機械稼働率がバラついていた。
Q-ロックエレメント(空圧式)を採用し、治具の取り外し、取り付けを行うようした。精度の再現性も問題なく、専用化されていたMCが、状況に応じて使い分けが出来るようになり、機械稼働率のバラつきも解消できた。
測定機用治具システム MJIGS-8E アルミサブテーブル ALSB2525
製品別に自社で専用ジグを製作していたが、数も多く管理が大変だった。
汎用的に使える測定機用ジグシステムに切り替えて、専用治具の製作が減った。治具の管理も容易になり、測定に専念できるようになった。
マグネットチャック MTB304HD70S
ワークの歪みも多く、嵩上げブロックとジャッキでの初期の平行出し時間に60分以上かかっていた。また側面加工の際には、クランプ替えのため、機械を止める必要があり、機械停止時間がネックになっていた。
MTB304HD70Sをワークの4角に配置し、歪みを吸収するマグワークサポートでワークを受け、平行出しとクランプ時間が20分短縮できた。あわせて刃具干渉が無くなったので、機械を止める必要も無くなった。
マルチオートクランプ MT121AQ-ロックエレメント QLT19A
横押しの手締めクランプを使用して、20個取りをしていたが、締付時間が5秒×20個で100秒かかっていた。ワーク数量も多く、キリコ清掃やワーク着脱時間もあわせて30分かかっていた。
Q-ロックエレメントを採用して、機外でワークの着脱を行うことにした。この外段取り化によって25分の短縮が出来た。また1回の操作で締付けができるマルチオートクランプを採用し、締付時間の短縮に繋げた。
マルチシステムバイス 可動部 MSV300-IB
新規機械導入にあたり、当初マシンバイスを検討していたが、最大4台しか搭載できず、小物ワークの加工がネックになると判断した。このため小物ワークをより多く設置できるように、また長尺ワークや異形ワークにも1つの治具で対応できるようにした。
機械テーブルにあわせたT溝入り治具プレートを製作し、端面側に固定ブロックを配置した。クランプ方法は、マルチシステムバイスの可動部を採用した。口巾は56㎜なので、従来のマシンバイスのようにスペースをとらず、最大6ヶ取付が可能になった。あわせて可動部の位置をワークに応じて配置できるので、柔軟な対応ができるようになった。
マグネットチャック MTB608HD70S
ワークをクランプの際に横押しのクランパーを使用していたが、端面の加工や面取りの際に、一度機械を止めて、クランプ位置を変える場合が多く、機械稼働率の妨げになっていた。
横押しクランプから下面から吸着できるマグネットチャックにクランプ方法を変えた。機械を止める必要もなくなり、心配していたSK材にも十分な吸着力があり満足している。
マグネットチャック MTB606HD70S
ワーク側面に前加工でクランプ取付用の溝加工を行っていたが、この加工のためだけに、加工機や時間も必要になっていた。
裏面を全面でマグネットチャックで受けるようにして、前加工の溝加工も不要になり、加工時間だけで30分短縮できた。裏面全面受けの為、ワーククランプ剛性が上がり、切削条件を上げることができた。
ローウェッジクランプ LWC12
横押しクランプを使用した治具は、1プレートに付き10個取りだったが、加工時間も短く、ワークの着脱時間が方が時間がかかっていた。より多くのワークが取付けができるように改造して、機械を止める時間を減らしたかった。
従来の横押しクランプと比較して、よりコンパクトなローウェッジクランプLWC12に変更しスペースを確保した。このため、1プレートにつき10個取りの治具からから18個取りの治具となり作業効率が上がった。
5軸マシンバイス LT5AU100
航空機部品の長尺ワークの加工が、都度クランプの取り外し、ワークの向き変えが発生し、社内で工程集約がテーマになっていた。このため、ワンチャッキングで加工、無駄なカッターパスの排除、専用ジグの削減を軸に検討を行った。
ワークを嵩上げしてクランプできるLT5AU100を複数台並べて使用する治具に変更した。もともと主軸干渉を考慮してあるバイスのため、カッターパスに悩まされることもなく、加工時間が短縮された。
カタログの品番、製品名、目的の製品に関連するキーワードを入力してください
製品BOX:-点
検索した製品を閲覧しながら、一時的にその製品情報を記録(ストック)するサービスです。
このページの先頭へ
ログイン状態を保持する
パスワードを忘れた方