低床除振台 VLS

E-9272

E-9272/低床除振台 VLS

材質
プレート:SPHC
[マウント部]
ケース:ABS樹脂
ばね:ステンレス
ネジ部:真鍮
防振材:ばね・減衰材
表面処理
プレート:ウレタン塗装
ブラケット:黒色電着塗装
特長
■振動を嫌う精密機器に最適です。
 床やテーブルから伝わる振動を減衰することにより、電子天秤や粘度計や表面粗さ計など精密検査機器の性能が発揮できます。
■高さ調整ダイヤル操作で水平調整が簡単にできます。

各種製品情報は以下のタブでご確認ください。
特性や選定方法:使用例・使用説明
2023.6~の製品切替による違い:その他製品情報


仕様・価格

オーダー
タイプ サイズ 許容荷重 質量kg 価格 寸法図 製品
BOX
CAD 在庫
設定
在庫
状況
kgf N
158971 VLS3045-010L2 標準 450 300 5~12 49~117 8.6 97,500 確認 追加 DATA × 問合せ
158972 VLS3045-020L2 標準 450 300 10~25 98~245 8.6 98,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158973 VLS3045-030L2 標準 450 300 22~48 216~470 8.6 98,500 確認 追加 DATA × 問合せ
158974 VLS3045-070L2 標準 450 300 47~95 460~931 8.6 99,000 確認 追加 DATA × 在庫△
158975 VLS3045-100L2 標準 450 300 70~135 686~1323 8.6 100,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158976 VLS3858-003L2 標準 580 380 0~7 0~68 13.6 101,000 確認 追加 DATA × 在庫△
158977 VLS3858-010L2 標準 580 380 5~20 49~196 13.6 102,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158978 VLS3858-030L2 標準 580 380 16~42 157~412 13.6 103,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158979 VLS3858-070L2 標準 580 380 40~90 392~882 13.6 104,000 確認 追加 DATA × 在庫△
158980 VLS3858-100L2 標準 580 380 60~130 588~1274 13.6 105,000 確認 追加 DATA × 在庫△
158981 VLS4560-030L2 標準 600 450 11~38 108~372 17.5 114,000 確認 追加 DATA × 在庫△
158982 VLS4560-070L2 標準 600 450 37~89 363~872 17.5 115,000 確認 追加 DATA × 在庫△
158983 VLS4560-100L2 標準 600 450 55~126 539~1234 17.5 116,000 確認 追加 DATA × 在庫△
158957 VLS3045-010HD2 高減衰 450 300 5~12 49~117 8.8 114,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158958 VLS3045-020HD2 高減衰 450 300 10~25 98~245 8.8 115,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158959 VLS3045-030HD2 高減衰 450 300 22~48 216~470 8.8 116,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158960 VLS3045-070HD2 高減衰 450 300 47~95 460~931 8.8 117,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158961 VLS3045-100HD2 高減衰 450 300 70~135 686~1323 8.8 118,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158962 VLS3858-003HD2 高減衰 580 380 0~7 0~68 13.8 120,000 確認 追加 DATA × 在庫△
158963 VLS3858-010HD2 高減衰 580 380 5~20 49~196 13.8 121,000 確認 追加 DATA × 在庫△
158964 VLS3858-030HD2 高減衰 580 380 16~42 157~412 13.8 122,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158965 VLS3858-070HD2 高減衰 580 380 40~90 392~882 13.8 123,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158967 VLS3858-100HD2 高減衰 580 380 60~130 588~1274 13.8 124,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158968 VLS4560-030HD2 高減衰 600 450 11~38 108~372 17.7 132,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158969 VLS4560-070HD2 高減衰 600 450 37~89 363~872 17.7 133,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158970 VLS4560-100HD2 高減衰 600 450 55~126 539~1234 17.7 134,000 確認 追加 DATA × 在庫△

ミツトヨ様仕様

オーダー
タテ ヨコ 許容荷重N 質量kg 価格 寸法図 製品
BOX
CAD 在庫
設定
在庫
状況
158984 VLS3045-SJ401-2 450 300 258~590 8.6 99,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158985 VLS3045HD-SJ411-2 450 300 258~590 8.8 117,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158966 VLS3858-070HDM2 580 380 392~882 13.8 125,000 確認 追加 DATA × 問合せ
158986 VLS4560-SH2 600 450 863-1881 18 150,000 確認 追加 DATA × 在庫△

使用例・使用説明

低床除振台 VLSは、外部からの振動伝達を防止する懸垂型の除振台です。
重心を低くした懸垂型の構造で揺れにくく、アイポイントの変化も少なくできます。

■使用例
  

●スペースにあわせて設置が可能
 マウントの角度を5方向(22.5°刻み)で変更ができます。
 

選定方法

除振台の選定には、許容荷重、タイプ、サイズ、特性から選定します。

■サイズの選定

除振台は装置の外寸、重心位置に合わせてプレートのサイズを選定します。
装置の重心位置がプレートの中心位置に重なり、装置がプレートから飛び出さないサイズを確認して選定してください。

配置イメージ

 

■許容荷重の選定

除振台には許容荷重が設定されています。搭載する装置と測定対象物の重量を合算し、許容荷重範囲内でご使用ください。
許容荷重の範囲では、最大値に近いほど減衰特性が高まります。
型式によって許容荷重が重複する場合は、最大値に近い型式を選定してください。

例)装置・測定対象物の重量:10㎏の場合

使用荷重 許容荷重 選定
オーダー№ 許容荷重(Kg)
10Kg 158971 VLS3045-010L2 5~12
158972 VLS3045-020L2 10~25 -

 

■標準タイプと高減衰タイプの違い

除振台には「標準タイプ」と「高減衰タイプ」があり、それぞれで性能や効果が異なります。
使用環境に合わせて選定してください。

L2(標準タイプ)の特長、使用環境

振動に対する減衰性能が高く、装置の測定精度を高める必要がある場合に使用します。
高減衰タイプと比較し、振動に対する減衰性能は優れています。

HD2(高減衰タイプ)の特長、使用環境

揺れが発生した場合の揺動防止効果が高く、ステージの移動や操作が頻繁にあり揺れを早く抑えたい場合に使用します。
標準タイプと比較し、揺れが発生した場合の収束時間は優れています。

  L2(標準タイプ) HD2(高減衰タイプ)
振動の収束時間の短さ
振動減衰効果

 

タイプ別の比較特性データ

■揺れに対する収束時間

高減衰タイプは、標準タイプと比較し、収束時間が50%低減しています。
各特性は以下の表とグラフをご確認ください。
※以下の特性は参考数値です。与えられる振動の大きさによって変動があります。

タイプ 収束時間 時間軸範囲
L2(標準タイプ) 1.5sec 2~3.5sec
HD2(高減衰タイプ) 0.75sec 2~2.75sec

 

■減衰特性

各特性は次の表とグラフをご確認ください。

タイプ 対象周波数 鉛直 水平
L2(標準タイプ) 40Hz ー30dB ー30dB
HD2(高減衰タイプ) ー20dB ー25dB

 

構成部品

低床除振台は、以下の部品で構成されています。

部品名称 数量 役割
プレート 1 測定、検査機器を設置する平面台
防振マウント 4 振動減衰と高さ調整
ブラケット 4 プレートと防振マウントの接続

 

使用方法

低床除振台は、以下の手順に従ってご使用ください。

1.低床除振台を設置するスペースの確認と防振マウントの位置変更

   本製品は0°から90°まで22.5°刻みで5段階にマウント位置が調整できる機構となっています。
   出荷時は一律0°の位置で出荷しておりますので、設置状況に応じて調整をお願いします。

■防振マウント位置変更手順

手順 操作内容
1
M8の皿ボルトを六角レンチで取り外します。
2
ブラケットのピンを調節する方向の穴に挿入する。
3
M8の皿ボルトを六角レンチで締付けて固定する。


2.設置台の水平出しと低床除振台の設置

  水準器を使用し設置台の水平出しを行い、ゆっくり低床除振台を水平においてください。
  低床除振台の高さ調整ストロークは5mmです。調整ストローク以上に差がでないように調整してください。


3.低床除振台の水平出し

  低床除振台のプレートの上に水準器を設置し、高さが低い所のマウントの調整ダイヤルを反時計回りに回して上げてください。
  高さ調整ストロ-クは5mmあります。

         


4.装置の設置

  装置の重心位置と低床除振台のプレート中心位置を合わせて搭載してください。

5.装置の水平出しと防振マウントの隙間の確認

  装置の水平がでていない場合、防振マウントの調整ダイヤルを回し、装置の高さを調整してください。(上記3手順参照)
  下面と調整ダイヤル上面の隙間が、0.5~10.5mm の範囲にあればマウントの除振機能が発揮されます。
  隙間の範囲に入っていない場合は、以下の手順で確認してください。

  ・装置の重心位置が移動可能な場合、装置を移動し隙間を範囲内に調整する。
  ・装置の重心位置が移動不可な場合、防振マウントを変更してください。
   隙間0.5mm以下:付属のマウントより積載可能荷重の重いマウントへの変更
   隙間10.5mm以上:付属のマウントより積載可能荷重の軽いマウントへの変更
   変更方法が不明な場合、装置の重心位置、重量、外寸と低床除振台の品番を弊社へご連絡ください。

注意事項

除振台は水平な場所に設置してください。
除振台は許容荷重範囲を確認し選定してください。許容荷重を外れますと、除振性能が発揮できません。
天面に垂直に荷重がかかるように設置してください。
防振マウントに均等に荷重が掛かるように設置してください。
偏荷重対応に関しましては、別途ご相談ください。

その他製品情報

■低床除振台は設置性や特性を向上しています(2023.7~)

2023.6より、一部製品の仕様を変更し、設置性と振動の収束特性を向上しています。
変更点は以下の表にてご確認ください。

新旧販売時期 旧型(廃番品)~2023.06 新型(現行品)2023.7~

揺れの収束

特性

収束時間
約3秒で振動停止

約1.5秒で振動停止
対象タイプ Lタイプ(№末尾L) Lタイプ(№末尾L2)

防振マウント

取付位置

取付角度
0°、90°の2方向のみ

22.5°刻みで5方向
対象タイプ Lタイプ(№末尾L)
HDタイプ(№末尾HD)
Lタイプ(№末尾L2)
​HDタイプ(№末尾HD2)
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