Q-ロックエレメント ピン(空圧式複動)

E-9659C

E-9659C/Q-ロックエレメント ピン(空圧式複動)

材質
本体:SUS440C
熱処理
本体:焼入HRC55
特長
■ブッシュを3μm以内で位置決め・締結することができます。
■アンクランプの際にブッシュをリフトアップさせることでプレートの取り外しを容易にします。
■ブッシュが弾性変形し2面拘束により締結させるため、高い剛性があります。
■50万回の耐久性テストにクリア。自動化ラインにおいて高い信頼性があります。
■ピンからエア―が出ることにより切粉の付着・堆積を防止することができます。
■着座確認付でクランプ・アンクランプ状態が分かります。

※本製品は「Q-ロックエレメント ブッシュ(空圧式、油圧式)」と組み合わせて使用する製品です。実際の使用方法は「使用例・使用方法」タブをご確認ください。

仕様/価格

タイプ オーダー№ 外径 総高 ピン径 クランプ力 kN
※0.5MPa時
質量kg 価格 寸法図 製品
BOX
CAD 在庫
設定
在庫
状況
ロケートピン 125739 QLA19DRP 54 42.5 19 1 0.23 76,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
ロケートピン 125748 QLA26DRP 60 53 26 1.5 0.3 86,500 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
ロケートピン 125757 QLA32DRP 72 65.5 32 2.4 0.63 108,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
ロケートピン 162964 QLAH19DRP 72 44 19 5 0.55 102,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
ロケートピン 162967 QLAH26DRP 79 53 26 7 0.71 110,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
ロケートピン 162970 QLAH32DRP 92 59 32 10 1.07 146,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
ダイヤピン 125740 QLA19DDP 54 42.5 19 1 0.23 76,500 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
ダイヤピン 125749 QLA26DDP 60 53 26 1.5 0.3 87,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
ダイヤピン 125758 QLA32DDP 72 65.5 32 2.4 0.63 109,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
ダイヤピン 162965 QLAH19DDP 72 44 19 5 0.55 102,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
ダイヤピン 162968 QLAH26DDP 79 53 26 7 0.71 111,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
ダイヤピン 162971 QLAH32DDP 92 59 32 10 1.07 147,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
クランプピン 125741 QLA19DCP 54 42.5 17.8 1 0.23 75,500 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
クランプピン 125750 QLA26DCP 60 53 24 1.5 0.3 86,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
クランプピン 125759 QLA32DCP 72 65.5 30 2.4 0.63 107,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
クランプピン 162966 QLAH19DCP 72 44 17.8 5 0.55 101,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
クランプピン 162969 QLAH26DCP 79 53 24 7 0.71 109,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇
クランプピン 162972 QLAH32DCP 92 59 30 10 1.07 145,000 確認 追加 DATA 在庫 在庫〇

使用例・使用説明

エアーによりクランプ・アンクランプを行うことができます。

使用方法

●ピンの選定
使用するピンのサイズ・数量はテーブルサイズ、加工条件等を考慮し各型式による仕様表及びグラフを参考に選定してください。
荷重に対して大きな剛性を得たい場合は以下の方法により剛性を得ることができます。

①ピンの数を多くする
②ピンのサイズを大きくする

仕様表

駆動方式 クランプ 空圧 空圧+バネ
アンクランプ 空圧 空圧
QLA19D QLA26D QLA32D QLAH19D QLAH26D QLAH32D
クランプ力(kN)(0.5MPa時) 1 1.5 2.4 5 7 10
リフトアップ力(kN)(0.5MPa時) 0.28 0.36 0.62 0.23 0.29 0.47
リフトアップ量(mm) 1
最高使用圧力(MPa) 1
最低使用圧力(MPa) 0.4
使用流体 ドライエア
使用周囲温度(℃) 0~65°
重量(kg) 0.23 0.3 0.63 0.55 0.71 1.07

 

クランプ力推移   リフトアップ力推移
 

 

●ピン種類の選定
組み合わせるピンによって位置決めの方向が異なります。以下の組み合わせ表をご確認ください。

ピン ブッシュ 位置決め方向
ロケートピン 共通 垂直・水平
ダイヤピン 垂直・回転方向位相
クランプピン 垂直

 

●配置レイアウト例

取付サイズ、配置間の距離によって配置レイアウトが異なります。
以下の配置レイアウトを参考に設計を行ってください。

配置方法 備考/説明
レイアウト 取付側サイズ例

ロケートピン・ダイヤピン

30x50
50x100
100x200


注意事項
W1方向からの荷重が加わる場合は、荷重の大きさによってジグプレートが移動する可能性があります。(上図参照)
その場合、サイドジャッキ、ハイトシリンダー等を追加して剛性を増す対策を行ってください。

ロケートピン・ダイヤピン・クランプピン

100×100
150×150
200×200
 

ロケートピン・ダイヤピン・クランプピン

100×300
150×300
200×300
 

 

配置後イメージ

組合せ表

本製品は「Q-ロックエレメント ブッシュ(空圧式、油圧式)」と組み合わせて使用します。
ピンとブッシュの組み合わせは以下の表をご確認ください。

タイプ ピン ブッシュ
ロケート QLA19DRP・QLAH19DRP QLA19RB
QLA26DRP・QLAH26DRP QLA26RB
QLA32DRP・QLAH32DRP QLA32RB
ダイヤ QLA19DDP・QLAH19DDP QLA19RB
QLA26DDP・QLAH26DDP QLA26RB
QLA32DDP・QLAH32DDP QLA32RB
クランプ QLA19DCP・QLAH19DCP QLA19CB
QLA26DCP・QLAH26DCP QLA26CB
QLA32DCP・QLAH32DCP QLA32CB

部品構成

  材質 熱処理 表面処理
本体 SUS440C 焼入れ(HRC55) -


※QLAHに付属する仮止めリングは以下の用途で使用します。 
納入時
・ピストンが抜けるのを防止するため
使用時
・鋼球の常時張り出しによる固着を防止するため。使用時にブッシュが無い状態で空打ちする場合にもご使用いただけます。

 

機構説明

●QLA

 クランプ

 エアーで内部のピストンを押し下げることで、鋼球が外に飛び出しブッシュをクランプします。
 テーパー面とフランジ面の2面で拘束し、3μm以内の高精度な位置決めとクランプを実現します。

 アンクランプ

 エアーでピストンを押し上げることでアンクランプします。
 ピストンが上がることでブッシュを持ち上げプレートの取り外しを容易にします。

●QLAH

 クランプ

 エアーで内部のピストンを押し下げることで、鋼球が外に飛び出しブッシュをクランプします。
 内蔵されているスプリングによって、より強力にクランプすることができます。
 テーパー面とフランジ面の2面で拘束し、3μm以内の高精度な位置決めとクランプを実現します。

 アンクランプ

 エアーでピストンを押し上げることでアンクランプします。
 ピストンが上がることでブッシュを持ち上げ取り外しを容易にします。

取付方法

●取付加工寸法図

A h7 B C D E+0.30 F G H
QLA19D 33 34 32.8 10 19 44 M4 45°
QLA26D 37 38 36.8 10 23 48 M5 45°
QLA32D 46 47 45.8 10 29.5 58 M6 45°
QLAH19D 51 52 50.8 10 21 62 M4 30°
QLAH26D 56 57 55.8 10 23 67 M5 30°
QLAH32D 66 67 65.8 10 23 78 M6 45°

 

注意事項

 ・φAのピッチ許容差は±0.015としてください。
 ・エアーブロー用ポートは2か所の内、どちらか1か所をご使用ください。
 ・ダイヤピンはピンの先端形状が本図のようになっています。ダイヤの長手方向を基準
  に、タップ穴と各ポート穴を加工してください。
 ・リフトアップポートの加工は斜線範囲としてください。
 ・Oリング接触面は、カエリ・バリ・キズ無いようにしてください。
  (面相度:6.3S以下)

用語説明

 リフトアップポート :アンクランプ用のエアーを供給するポート
 ロックポート    :クランプ用のエアーを供給するポート
 エアーブロー用ポート:切粉の付着・堆積防止、清掃用のエアーを供給するポート
 着座確認用ポート  :着座確認をする際のエアーを供給するポート

 

 ●ピンを複数使用する場合の注意点

複数使用する場合は取付ピッチ公差にご注意ください。
RPとDP間:±0.01
RP/DPとCP間:±0.03

※DPの長手方向はRPに対して垂直になるように取り付けてください。

メンテナンス方法・修理対応について

定期的に清掃・メンテナンスを行ってください。メンテナンスを怠ると製品の機能・精度の低下となります。

メンテナンス方法

・清掃時はクランプ状態で行ってください。アンクランプ状態で行うと、ピン内部に切粉が侵入し作動不良の原因になります。また、清掃はエアーブローにてお願いします。
・キズ・打コン・切り屑の付着がないことを確認し、不具合が発見された場合は取り除いてくさい。
・定期的にグリスアップを行ってください。
 グリスアップ時はピンをアンクランプ状態にし、鋼球の穴からグリスを挿入してください。

修理について

本製品の修理対応は行っておりません。
作動不良・精度低下等が確認された場合は、本製品の交換を行ってください。

 

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