Q-ロックエレメント QLT19 マルチオートクランプ MR121A
【導入前の課題や問題】
ワークの着脱は機内作業の為、この間の機械停止時間が長い。また位置決めブロックへの手押し、クランプのボルト締め作業により手間がかかっていた。
【対策と導入後の効果】
Q-ロックエレメントを採用し、治具プレートを2枚にした。1枚が加工中に、1枚は機外でワークの着脱を行い、機械停止時間が25分短縮が出来た。またクランプをボルト締め方法を見直し、マルチオートクランプを採用し、クランプ作業時間は10分短縮できた。
クランプピン CPA-0610-2
基盤サイズごとに専用ジグを製作していた。ただサイズも多く、あわせて治具数も多くなり、使わない治具の管理や保管方法が問題に上がった。
治具の汎用性を考え、T溝入りのプレートを製作した。これに位置決めピンを組み込んだブロックと、基盤のクランプ用にCPA-0612-2を組み込んだブロックを製作し、ワークサイズにあわせて調整できるようにした。1つの治具で様々なサイズのワークが測定が出来るようになり、使わなくなった治具を処分できた。
クランプマスターバイス EVS100-4
ボール盤作業で、ハンドルを回すバイスを使用していたが、ワーク数量も多いため、作業性アップと作業者への負担軽減を改善テーマにした。
レバー操作だけでクランプができるクランプマスターバイスに変更して、「ハンドルを回して固定」から「ハンドルを押して固定」に変わり、作業時間が50%も早くなった。作業者の負担も、従来はワークを外すときやクランプをするときに力が必要だったが、クランプマスターバイスに変更後、軽い力で良くなり、負担の軽減につながった。
マグネットチャック MTB608HDマグワークサポート MWS-R76A-45
ワーク素材の歪みが大きく、歪み取りに時間がかかっていた。また上下面の面削で側面をクランプするとクランプ歪みが出てしまい、さらに、ワーク中央にサポートジャッキが入らず、加工中にビビりが入っていた。
ワーク素材の歪み取り時間の短縮、クランプ歪みの解消のため、マグネットチャック5枚にマグワークサポートを並べて、機械テーブルへ設置した。歪みの取りにかかっていた時間がワークサイズによっては70%削減出来た。さらにクランプ時間の短縮のため、オペレーターがワークの周りを移動せずにクランプすることとし、マグネットチャックのケーブルを1ヶ所に集約。クランプ作業だけで15分から3分に短縮された。ワーク中央もマグネットチャックで確実に吸着、サポートが出来るようになり、加工中のビビりも解消された。
マグネットチャック MTB406HD70S リフト機能付きマグハイトブロック MHBL-R70C-45
ワーク変更による、治具構築時間が人によってばらつき、40分以上かかっていた。マグネットチャックを使った治具製作時間の短縮は以前より構想はしていたが、材質がSK材だったため、過去の経験上、吸着力の問題、ワークの取り外しに時間がかかるため実施できなかった。
メーカーからテスト機を借りて、テストカットを行った。吸着力の問題はなかったが、念のため側面のタップ穴を利用して、位置決め用と切削抵抗受けのアタッチメントを取り付けた。位置決め用のアタッチメントでワークサイズが変わっても当りが取れるので、狙い通り、治具構築時間が30分削減できた。またワークの切り離しに関して、リフト機能付きマグハイトブロックをマグネットチャックとワークとの間に組込み、簡単に行えたので、何ら問題が無かった。
サポーティングアーム 6895-6
2本のアングル溶接に、2つのトグルダウンクランプを使用していたが、ワークサイズや治具プレートによって2つ取付けるスペースがなく、保持方法に困っていた。
サポ―ティングアームをトグルダウンクランプの先端に取り付けて、2本のアングルを同時に保持することにした。設置スペースの問題も解決できた。
マグネットチャック MTB406HD70S
ワークにあわせて手締めの治具を構築していたが、これが作業の大半を占める日もあった。このため、治具構築時間の削減をテーマとした。
下面吸着によるマグネットチャックを採用して、手締め治具を廃止した。今までの治具構築時間に費やしていた時間を他の作業に振り分けることが出来て、段取り時間の削減と生産性が向上した。
測定機用治具システム MJIGS-8E アルミサブテーブル ALSB4555
測定時間の短縮をテーマに、治具の見直しを検討した。測定するワークの数量が多い為、専用治具の製作を行っていたが、類似ワークも多く、あわせて治具の保管場所にも困っていた。(製作コストと時間ロス、スペースの無駄)
本当に専用治具が必要かどうか、購入した測定機用ジグシステム MJIGS-8Eで実際に組み立ててから判断をするようになった。これで対応できるものは、治具製作を止めて、必要な場合のみ専用治具の製作とした。セット内容がコンパクトのため、保管場所の問題もなく、使わない治具の処分を行った。
スイングボルト SBS08075
機械部品の搬送に対して、従来は、ワークに直接吊り帯を巻き付けて、クレーン操作を行っていた。ただ、重量も重く、ワークバランスが悪いため、安全性の確保と作業時間に個人差があった。
ワークの保持部には、スイングボルトを使用し、確実に、安全に保持できるよう専用吊り具を製作をした。作業時間も個人差が出なくなり、ワーク保持動作の標準化ができた。
マルチシステムバイス 可動部 MSV300-IB
新規機械導入にあたり、当初マシンバイスを検討していたが、最大4台しか搭載できず、小物ワークの加工がネックになると判断した。このため小物ワークをより多く設置できるように、また長尺ワークや異形ワークにも1つの治具で対応できるようにした。
機械テーブルにあわせたT溝入り治具プレートを製作し、端面側に固定ブロックを配置した。クランプ方法は、マルチシステムバイスの可動部を採用した。口巾は56㎜なので、従来のマシンバイスのようにスペースをとらず、最大6ヶ取付が可能になった。あわせて可動部の位置をワークに応じて配置できるので、柔軟な対応ができるようになった。
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