オートレベル調整式防振定盤 TMT1828+複合マウント
【導入前の課題や問題】
試験用定盤の階上設置に伴い、アンカー固定を行う定盤では試験振動が建屋に伝わり、階下の部署から苦情が出ていた。あわせて建屋へのダメージが懸念されていた。
【対策と導入後の効果】
振動を伝えないため、アンカー固定方式から、防振ユニットを組み込んだ防振定盤を採用した。床下に振動が伝わらなくなり、苦情が無くなった。
アンカー固定を行う定盤で駆動試験を行っていたが、縁切りをしていたにも関わらず、隣接した定盤へその振動が伝わっていた。このため、試験結果に影響が出ることから、互いに時間調整を行い作業を行っていた。
振動を伝えないように、アンカー固定式定盤から、防振ユニットを組み込んだ防振定盤に変更した。振動が隣接する定盤に伝わらなくなり、時間の制約が少なくなった。
防振フット BFH075D13025
ライン化している自動搬送の振動対策をゴム材料で行っていたが、油回収装置が無く、足に油に浸かる為、ゴムがすぐにへたってしまい、定期交換が必要だった。
油への耐性があるゲッツナーパッドを使用した防振フットに交換したところ、性能の低下がなく、定期交換が不要になった。
ビルトイン防振マウント BBL20D007
レーザー治療器に搭載されるコンプレッサーの振動除去に、ゴム製の防振材を使用していたが、病院内で使用するため、より効果のある振動対策を求められていた。
ゴム製より性能が良いビルトイン防振マウントに注目した。テストの結果、振動除去性能が高く、また長期的にメンテナンスが不要なこと、また価格面でも問題がなかったため採用した。
フット型防振マウント VFM130
工作機械の加工振動が伝わり、測定のエラーやバラつきが発生した。
足元にフット型防振マウントを設置した。加工振動が遮断でき、エラーが発生しなくなった。振動による中断がなくなったため、作業性も向上した。
低床除振台 VLS3045-030HD
高倍率のマイクロスコープに、他社の空気ばね除振台を使用していたが、最高倍率にすると、モニター画像がブレてしまった。またエアーチェックのメンテナンスも必要だった。
除振台VPG3045-030HDに交換した。最高倍率にしても、モニター画像にブレなくなり、作業性が良くなった。またエアを使わないので、持ち運びも容易になり、メンテナンスの手間も無くなった。
低床除振台 VLS3858-070HD
マイクロビッカース硬度計の振動対策に、他社製の卓上型空気ばね式除振台を使用していたが、ステージの位置出し後に発生する揺れの収まりが悪く、画像のブレが1秒続いた。また倍率が1600倍にした場合、マウスをクリックした振動が装置に伝わっていた。
高減衰タイプの低床除振台VPG3825-070HDに交換した。画像のブレが1秒以内に収まり、作業性が良くなった。また倍率を1600倍に設定して、マウスをクリックしても振動が伝わらなくなった。
プレス機の稼働中に摩擦測定器の検査データが安定しないため軽量マウントで振動対策を行った。
【製品説明】
振動を嫌う軽量の装置にご利用いただけます。3軸方向(x,y,z)の優れた除振・防振性能を発揮します。許容荷重は2.1N(200g)~4N(6kg)までの軽荷重用としてご利用いただけます。
NC旋盤で加工したワークの仕上げ面に筋状の傷が残る不具合が発生。隣の工場のプレス機が稼動を始めると不具合が発生することがわかり、振動対策を行った。
主に産業機械、工作機械に使用されるプレートです。種々の振動状況に対応する8種類のプレートがあります。科学的耐性があり、オイルやグリースが使われる環境で、ご利用いただけます。また、永久ひずみ特性に優れており、据付後の沈み込み変化がほとんどありません。
5軸加工機の面粗度が目標値に達しないため振動対策を行った。
【結果】
面精度の目標値を達成することができた。
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